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最近、教育系・子育て系の番組に引っ張りだこの青山学院の原晋監督。陸上長距離指導者としてはもちろんですが、メディア活用力もすごい!今回は黄金時代に突入したと言われる青山学院を箱根駅伝4連覇に導いた原監督のメディア戦略について分析、解説します。このメディア戦略は起業家にも通ずると思うので、ぜひ実践してみてください。
箱根駅伝優勝!史上6校目の総合優勝4連覇
家のすぐ近くが、箱根駅伝のコースなので、いつも実家から帰る途中に応援するのが新年の恒例行事です。
今年はなんと、青学が予想以上に早すぎて、応援ポイントに着いた頃にはすでに通り過ぎていました。。。2位の東洋大学はギリギリ間に合いました。
今回は、。今年も青山学院が箱根駅伝優勝し、史上6校目の総合優勝4連覇を達成しました!!
原監督は1月3日から今までずっとテレビに出続けています。教育系のバラエティ番組やニュース番組のコメンテーターを務め、全国での講演や本の執筆まで。原監督だけでなく、奥様も単独出演されています。
2017年は、TBS系ドラマ「陸王」に、駅伝の解説者として出演しました。
(しかもセリフは全てアドリブ)
なぜこんなに様々なメディアから必要とされるのか?
原監督メディア戦略①
覚えやすい、中身が気になるキャッチフレーズ
毎年、箱根駅伝に向けて作戦を立てている原監督。注目すべきはその作戦名。
2015年 わくわく大作戦
2016年 ハッピー大作戦
2017年 サンキュー大作戦
2018年 ハーモニー大作戦
「なんじゃそりゃ」って感じですよね。
わくわく大作戦て小学生か!笑
ですが、なんだか気になりませんか??
「わくわく大作戦てなんですか?」「ハーモニーって??」と、聞きたくなりますよね。
そして、誰もが知っているワードを使いっているので、分かりやすい。
わかりやすく、中身が気になるキャッチコピーをつけることで、メディアはそれを取り上げたくなる、取り上げやすくなる。
現に毎年この作戦名は何度もメディアで紹介されていますし、その作戦の意味も丁寧に説明されています。
「来年の作戦はなんですか?」と、今から聞かれていました。来年もこの作戦が話題に出ることは確実です。
原監督メディア戦略②
普通の人が困難を乗り越え成功する下剋上ストーリー
原監督は中京大学卒業後、中国電力の陸上部に所属。全日本実業団駅伝に初出場し、ランナーとして走るが、故障が原因で入社5年目の27歳の時に引退。その後10年間は陸上には関わらず、営業の仕事に従事。「伝説の営業マン」と呼ばれ、子会社の新規事業の立ち上げに携わり社員を100名規模にまで拡大。
そのビジネスマンとしての実績と、人柄、情熱が評価され、青学OBでもないのに、陸上部の監督として声がかかったそうです。1年以上迷った末、新築の家を手放し監督に就任。しかし、3年で箱根駅伝に出場するという約束をするも、達成できず、なんとか期限を延長。監督就任5年目にして33年ぶりに青学の箱根駅伝出場となりました。
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その後どんどん順位を上げ、2015年についに箱根駅伝優勝!なんとそれから勝ち続け、市場6校目となる4連覇を達成しました。
・・・・いかがですか??
自身でランナーとしての挫折を味わい、大手企業のキャリアと安定を捨て監督という冒険へ。監督業でもまた挫折を味わい、その後偉業を成し遂げる。
こんな下剋上ストーリー、惹かれますよね。感情移入して応援したくなるし、人に話したくなりますよね。メディアの方は順風満帆よりも、こう言った紆余曲折下剋上ストーリーが大好きです。
原監督メディア戦略③メディア露出を選手育成の手段に
原監督が出演したドラマ「陸王」に、実は青学陸上部の1年生もランナー役として出演しています。
「なぜ彼だったんですか?」という質問に、原監督はこう答えました。
「彼はこれから青学のエースになると思っている。だから、ドラマに出て皆さんに注目されることにより、より走りに集中するようになる。」
このドラマ以外でも、原監督はメディアの取材を極力受けるようにしているそうです。
メディアに出ることにより、青学、また選手への注目を集める。それにより選手のモチベーションや集中力を上げ、それが良い走りにつながる。
メディアを選手の育成の手段と考えています。
「メディアに出ること」が目標ではなく、
「メディアに出ることにより、選手のモチベーションアップや育成につなげる」ことを目標としているので、原監督がメディアに引っ張りだこで練習に出られなくても、選手たちのモチベーションが下がらず、成果を出すことができるんですね。
原監督メディア戦略まとめ
・覚えやすい、中身が気になるキャッチフレーズ
・下剋上ストーリー
・目標を見据えてのメディア露出
これは個人で活動する上でも、活用すべきだと思うので、ぜひご自身のビジネスやブランディングに当てはめてみてくださいね!!
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